橋爪耳鼻咽喉科医院
電話 027 221 2745

鼻のはなし

鼻のしくみ


鼻も外から見えている普通"鼻"と云われている外鼻・鼻の穴からのどまでの鼻腔・顔の骨の中にあって鼻腔と連絡を取る沢山の空洞(副鼻腔)と大きく分ける事が出来ます。
鼻腔は呼吸の際、外気を加温、加湿したり又埃を除くフィルターの役目をするだけでなく"におい"を感じる働きをもっています。
副鼻腔には共鳴作用があり、ここに病気が起こると鼻腔の働きにも悪影響が起きるとされています。

鼻の病気

鼻の病気も色々ありますが、ここでは今一番の憎まれっ子アレルギー性鼻炎についてお話しましょう。
私達の体は空気や食べ物の成分を吸収して生きていますが生まれつき体の成分と相容れない異物を排除する防御体制も持っているのです。
この防御調節が異常に敏感になってしまったのが"アレルギー"です。この現象が鼻の粘膜に起きたのがアレルギー性鼻炎、抗原としては花粉(スギやブタクサ)、ハウスダスト、ダニ、かび、等の他、ある種の食べ物やペットの毛、化粧品も抗原となる事があります。
■症状としては
くしゃみ、鼻水、鼻づまり、有名な三大症状の他、目・のどのかゆみ、涙目、頭痛、又胃もたれなどの症状がみられる事もあります。
この病気は慢性的な病気ですので気長に根気よく治療する事が大切とされています。
■治療の方法としては
予防が最善の方法ですが耳鼻咽喉科の医師と相談の上、ご自分でも治す努力が大切です。
医師の説明を受けてご自分のアレルギー性鼻炎の原因と治療計画をよく理解し、規則的な通院、日常生活の改善、抗原の除去を心がけて下さい。
抗アレルギー剤、抗炎症剤などの薬物治療によって症状を軽くする事も出来ますが、これも医師によく相談して、あなたのアレルギー鼻炎のタイプにあわせて処方をしてもらいそれを正しく服用することが大切です。
薬以外にも粘膜をレーザーで焼く方法や敏感体質を変える目的の減感作療法と云うのがありますが、これも2~3年単位の根気よい治療が必要となりますので、どの方法も耳鼻咽喉科の医師の正しい指導のもと行ってください。